山本建設株式会社

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2010/11/09

住まい造りの材料

蓄熱暖房機

先週の打ち合わせにて、お客様からピンポイントで「我が家は蓄熱暖房機にしたい」との話がありました。

私からも蓄熱暖房機のメリット・デメリットを理解した上での要望なのかを聞いてみましたが、ほぼ理解していらっしゃいました。

蓄熱暖房機も大分浸透してきたと感じますが、まだ理解されていない方も結構いますので一応整理します。

構造は凄く単純で暖房機の中身にはほぼレンガが積み込まれています、そのレンガを夜間(PM11時~AM7時迄)の安い電気を使用して暖めておき、日中から夜まで(AM7時~PM11時迄)は暖めた熱を少しずつ暖房に使用しましょうとの暖房機です。

メリットについては・室内空気が汚れない・結露が発生しない・深夜も早朝も寒くない・24時間暖房の中では経済的・単純構造の為余り故障しない・給油しなくて良い等

デメリットは・建物の断熱性能により快適性が左右される・一度設置したら移動できない(約200㎏~300㎏)・暖房機としては高価な部類に入る・熱いときに止められない・蓄熱が終わってしまう時もある等

一番の注意点は、翌日の天気・気温を予測して、その前夜レンガへの蓄熱量を何%にするかを決めるのに多少の慣れが必要になることでしょう、只最近の機種は自動で%を決めてくれる物もありますので大分便利にはなってきました。

簡単に使うには毎日100%の蓄熱量にしておけば間違いは無いのですが、勿体ないですからね。

次の注意点はランニングコストが思ったほどは安くない事、他の暖房機と月の経費は余り変わりませんが、違うのはその光熱費で24時間暖かいと言うことです。

そこにマイコンタイプの蓄熱機を使うと中部電力よりマイコン型蓄熱機器割引額として1kVAにつき178.5円の割引があります。

一番よく使う5Kタイプを例にしますと5kVA×178.5円×12ヶ月=10,710円

年間に10,710円が電気代から割引になります、暖房機を使用するのが11月~3月の5ヶ月位ですから、大体1カ月分の暖房費が割引になる計算になります。

先日の薪ストーブもそうですが、理解して使用すると便利で経済的な暖房機ですので上手に使いこなしていただく事をお薦めします。

長野市・千曲市近郊で自然エネルギー活用外断熱省エネ住宅の新築、リフォーム
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