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2012/03/05

プランニング

積雪屋根

積雪地帯の屋根は大きく分けて、雪を落とすか、雪を乗せたままにするか、2択となる。

雪は年々少なくなるとはいえ積雪地域の場合考えなければいけない課題である、実は最近までどちらが良いのか?プロとしてどちらをお薦めした方が良いのか?悩んでいた。

理想は自然落雪である程度の積雪になると自重で落下する、こんな簡単なことは無い、実際その様に作られた屋根もあるのだが今年に関しては想定以上に低温が続いたため自然に落雪せず屋根に凍り付いてしまっているらしい。

そうなるとこのタイプの屋根はやっかいで、自然に落雪させるためある程度の屋根勾配があり、人間が屋根に乗って雪下ろしをするのが困難になる。

少しのエネルギー(電気・地下水等)を使って屋根の雪を溶かそうという屋根もあるが数年すると想定通りには機能していない場合が多いらしい。

個人的には1シーズン乗せたままにしておくのが良いのではないかと思っている、しかし簡単な話ではない4mの雪を乗せたままにしておく構造体はどの程度の強度が必要か?

最大の問題はその雪が乗った状態で耐震性能はどの程度満たすのか?屋根を瓦にすると重いから地震の時は不利になると聞いたことはあると思いますが、4mの積雪状態は瓦が重いからなんて事とは比べものにならない加重を考慮しなければならない。

只、それを考慮してしまえば雪下ろしの心配がいらない快適性を手に入れることが出来る、人は誰しも歳を取る、雪下ろしは相当危険な作業といえる、危険な作業を減らすことが出来ればそれに超したことはないだろう。

長野県-北信・東信で自然エネルギー活用、W断熱Q=1.0省エネ住宅の新築、リフォーム
                                                                                    山本建設株式会社

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