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2010/11/18

住まい造りの材料

換気システムその3

昨日で全てかと思いましたが、局所換気に触れていませんでした。

都合3回目になります、昨日までは建物全体の全般換気について触れましたが、今日は局所換気について触れてみようと思います、普段使う換気として馴染みがあると思います。

局所換気とはトイレ・浴室・キッチン等その部分のみを換気する換気方法です、一般的にダークゾーン(汚れ・臭い・煙の出る場所)の換気をしますが、個人的には何年か前から脱衣所にも局所換気を付ける様にしています。

脱衣所は特別臭いの発生する場所ではありませんが、浴室の隣に設置する部屋ですから湿度がどうしても高くなりがちな部屋です、季節によっては不快な温湿度になりますので換気扇を付ける事が多くなっています。

局所換気扇に必要なものは、換気能力は当たり前として重要な事のひとつに気密性能があります。いくら建物の気密性能を高めても一般的な換気扇を使用してしまうと、建物の全体の気密性能が低くなってしまいますので、気密性能が確保された換気扇を使用することが必要になります。

もうひとつの重要な点はキッチンのレンジフードです、一般的にはプロペラファンやシロッコファンなどの排出型を使用しますが気密住宅に於いては同時給排タイプを使用する事があります、レンジフードの換気量は建物に計画された24時間換気システムの4~5倍の風量を持つものが多く、レンジフードを運転させると家中の換気の流れが崩れてキッチンに集まってしまいます、最悪の場合はトイレの臭いもキッチンへ引っ張ってしまう現象が起きてしまう事もあります、そうならない為にも同時給排タイプといったフードの中に給気口と排気口の両方がありフードのなかで吸うと吐くを同時にに行うことで家中の換気バランスは崩さない様にする設備を使用する事もあります。

又、最近はトイレなど人感センサー付の換気扇を使用することも多くなってきています、消し忘れが無くなりますのでとても便利です。

浴室の換気扇は当たり前に付いています、中には換気乾燥機能付きのたいぷもありますが個人的には余り必要性を感じません、換気乾燥機能タイプの謳い文句は入る前から予備暖房が出来て寒くない点と、浴室を乾燥室として使用できると言われますが、最近の浴室はお湯が沸けば既に室内は暖かくなりますし、乾燥室に使うには電気量を使いすぎますので余りメリットを感じないのです。

以上、個人的に整理してみましたが局所換気は適材適所最適なものを選択することが重要になってくると思います、興味のある方は色々調べてみてください。

長野市・千曲市近郊で自然エネルギー活用外断熱省エネ住宅の新築、リフォーム
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