山本建設株式会社

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2013/07/18

プランニング

在来工法と伝統構法

木造住宅と一口に言っても内容は様々、大きな括りで言えばツーバイフォー工法や木質パネル工法も木造住宅の部類になる。

我々が普段メインとしているのが木造在来工法、(木造軸組構法と言われることもある)土台と柱・梁からなる日本古来の建て方、しかし厳密に言うと古来の建て方ではなく、古来の建て方を踏襲して現在の建築基準法に則り現代用木造住宅といった方が正確なのかもしれない。

そんな中、日本古来の伝統構法にこだわりを持って取り組んでいる会社が松代の小坂建設株式会社、久しぶりに彼と一席を設けることが出来た。

会社として建てている建物の方向性は全く逆だが、そこはマニアック繋がりで何とも話が合う、何かにこだわりを持って取り組んでいる人との会話は楽しい。

伝統構法最大の特徴は地震力を耐えるのではなく受け流す事、例えば基礎が無い!石の上に柱が乗っている事により、石と柱が滑り力を分散させる、柱から上は金物で固めるのではなく、清水寺の如く、くさびや貫で動きを作ることにより上に振動を抜いていってしまう。

しかし彼曰く最大のデメリットが工期、プレカットなど無く既製品もほぼ皆無のため完成まで約10ヶ月~1年、その工期を理解していただくのが大変だという。

因みに新聞や雑誌で伝統構法を謳っている会社を偶に見かけるが、ほぼ偽物の伝統構法、伝統構法に興味のある方は間違えないでもらいたい。

まるっきり建物の方向性は違うがこれからも切磋琢磨していきたいものである。

長野県-北信・東信で自然エネルギー活用、W断熱-Q1.0省エネ・低燃費住宅の新築、リフォーム
                                                                                    山本建設株式会社

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