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2014/02/04

プランニング

住環境の行政トップ

現在住環境の指針を決めたり、断熱基準を決めたりする機関が建築研究所。

そこの理事長坂本雄三さんの講演があったので聞きに行ってみました。

坂本先生は昨年まで東京大学の温熱環境の教授をされていた方なので、単なる役人ではなく専門家、国交省の事務次官クラスも要は事務職なので専門分野は坂本先生が素案をまとめるようになるのでしょう。

講演内容から熱環境は工学ですなわち物理、断熱・遮熱・蓄熱・熱移動等私たちが普段実践していることと何ら変わりはない事がわかります。

日本の断熱基準ももっと高いものにしなければならないのは百も承知なのだが、断熱義務化反対の意見もあり基準を高いレベルに引き上げるのは難しい。

正直現在の次世代省エネルギー基準では寒い。

しかし基準自体は作らなければならないので基準は設けるが、ギリギリその基準をクリアして国のお墨付きを頂いたというのではなく、これ以上の基準は民間レベルで設けてもらい切磋琢磨してもらいたいらしい、最低基準を理想的なレベルまで引き上げることは民間で付いてこれないケースも生まれるので越権行為となりそれは出来ないとのこと。

個人的なラインはQ値が1.5程度、エアコン1台で家全体を冷暖房する事が理想、省エネと健康・快適性を全て共存させるにはこの方法しかないという結論に至っているようです。

講演を聴いて行政と民間のとらえ方の違いがよく理解できて有意義な講演となりました。

3月に建築研究所全体の講演会が有楽町であるようですが行けるかどうかは微妙。

長野県-北信・東信で自然エネルギー活用、W断熱-Q1.0省エネ・低燃費住宅の新築、リフォーム     山本建設株式会社

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