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2013/07/02

ECO

もう止めましょう

暖房機器繋がりでもう少し。

打ち合わせ中、暖房機器の選定について施主様から「蓄熱暖房機は快適だと聞きますが?」と言われることが偶にあります。

5年前なら兎も角、蓄熱暖房機は現在売られている暖房機の中で、ダントツに効率が悪い事を知らない場合が多く、説明すると解ってもらえるのですが、その事実を知らなければ良いものだと思っていることになります。

これから着工する建物に装備する暖房機としては最も相応しくない、極端に言えば絶対に使ってはいけない暖房機なのです、一部のローコスト系メーカーや温熱に詳しくない設計士さんはいまだに当たり前の如く設置しています。

理由は簡単、蓄熱暖房機は1台5Kw~7Kw、下手をするとそれが2台で計10KW~14KW、深夜電力を使っているから安いとは言え1台10,000円/月以上の電気代がかかります、一方ヒートポンプ暖房は電気使用量1KW程度で快適さはほぼ同じとなれば比べるまでもないでしょう。

又、原子力発電があるから成り立つ、深夜電力頼みの暖房機器は時代が許さなくなってきています、事実蓄熱暖房機の原産国ドイツでは外され始めているのもその為です。

設置が簡単だから、施主が付けたいと言ったから、供給側にも理由はあるでしょう、しかしその道のプロとして駄目なものは駄目、ハッキリしておいた方が後々お互いのため、大袈裟に言うと地球のために良いような気がするのですが。

長野県-北信・東信で自然エネルギー活用、W断熱-Q1.0省エネ・低燃費住宅の新築、リフォーム
                                                                                    山本建設株式会社

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