山本建設株式会社

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2010/09/13

住まい造りの材料

外貼り断熱と内断熱

何年か前、ある書籍を元にする外貼り断熱と内断熱の論争がおきました。

外貼り断熱推進の本は内断熱にすると材木が腐る云々・・・・、それを受けるような形で発売された内断熱推進の本は外貼り断熱にすると外壁の固定云々・・・・とそれぞれの優位性と他方が如何にも欠陥であるかとの論争でした。

私も両方読みましたが、基本的に書いてあることは間違ってはいないと思います、両方とも他方の欠点を挙げていますが、只どちらも他方の断熱方法による施工ミスを指摘しているに過ぎません。

施工ミスを指摘し始めると、外貼り断熱とも内断熱とも断熱方法とは論点がまるっきり違うところになります。

外貼り断熱も内断熱もしっかり施工すれば性能は一緒です。(重要なのはしっかり施工してある事です)

では何故、会社によって施工方法が違うのか、私が思うには得意、不得意だと思います。

只、絶対的に内断熱の会社が多いのですが、だからなのかはわかりませんが、間違った断熱材の入れ方をしている会社が多いのも現実です、結構な地元の中堅~大手の会社にもとんちんかんな断熱材の施工方法をしている会社が多々あります。

私自身もメーカー勤務当時は袋入りの断熱材を柱間に押し込んで入れるのが当たり前と思っていた時代もありましたが、よくよく勉強すると袋入りの断熱材の場合は筋違いだったり、開口部にあたるところは防湿層の室内側フィルムはそのままに繊維だけ取り除き防湿層は途切れることなく施工しなければならない事を知り現場に伝えましたが、正確に施工してある現場は少ないと言う経験をしています。

現在、弊社は外貼り断熱を得意分野として施工させていただいていますが、理想は常に追い求めていきたいと思います。

そして前回の講習会での一言「外貼りだとか充填だとかにこだわらずに両方の良いところを取り入れたらどうですか?」に強く反応してW断熱を採用研究しています。決まりましたらまた発表します。

長野市・千曲市近郊で自然エネルギー活用外断熱省エネ住宅の新築、リフォーム

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