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2010/12/10

住まい造りの材料

トレードオフ

設計の打ち合わせの際、ある設計士さんから「壁にそれだけの断熱材を使用すれば※トレードオフで屋根か開口部の断熱仕様を下げられますね」との言葉が。

私-「ん????。」もしかして普段から次世代省エネ基準を満たすことを基準としているのか?と普段から私は次世代省エネ基準はあくまでも、最低限の基準だと思っていますので価値観の違いを感じます。

確かに次世代省エネ基準を満たしてあることが、最高のような広告等を良く見かけますが、この基準は平成11年の基準で既に11年前の基準なのです、未だに何故改正されないのか不思議です。

しかもこの11年前の基準が現在でも義務化はされていません、基準を満たしていなくても平気で家は建っています。

欧州などは年々基準が厳しくなり、義務化され省エネ住宅が当たり前になりつつあるのです、日本は色々な省エネの取り組みは盛んに行われていますが、住宅においては一向に進む気配がありません、何か特別な圧力が掛かっているのかとあらぬ想像をしてしまいます。

話がそれましたがこの時は「トレードオフを適用させるのではなく、規定以上の仕様になった場合は、その分建物の性能が良くなるんだと捕らえましょう。」と説明させていただきました。

最近やっと2020年から次世代省エネ基準が義務化される様に調整に入ったとか、先の長い話題が出てきましたが、その時には欧州との差はどの位になっているでしょう、もう少しスピードアップを希望します。

※トレードオフとは、省エネ基準を適合させる際に壁などの一部分を規定より性能を上回らせた場合、上回った割合に応じて、他の部分の性能を下げることが出来、建物トータルで性能値を満たせるようにする緩和措置のことです。

長野市・千曲市近郊で自然エネルギー活用外断熱省エネ住宅の新築、リフォーム
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