冷暖房にヒートポンプ技術を用いたエアコンを使うのが一番省エネになることが日本中の技術者の常識になってきました。

ではその建物に最適なエアコンの容量・パワーはどのくらいなのか?

大は小を兼ねる、で大きい物を付けておけば間違いはないだろう、という考え方も間違ってはいないが(事実エアコンメーカーに計算させると相当余裕を持った容量計算をする)エアコンは最大能力の70%前後が一番省エネで効率よく稼働してくれる、ので悪戯に大きい物を付けてしまうと30%~50%程度の稼働になり電力消費が逆に大きくなってしまう勿体ない現象が起きてしまう。

又、エアコンのカタログ通りに畳数や建物㎡で容量を算定すれば、Q値が1.0の建物とQ値が2.4の建物で同じ容量のエアコンを選ぶことになり効率の良い稼働は出来ない、そこでエアコンの容量算定は

エアコンの定格暖房能力=面積×Q値×(23℃-年間最低気温)-4.6×面積

例えば先週の見学会場は

建物実面積(吹き抜け等も含んだ総暖房該当床面積)=110㎡

Q値=1.1W

長野市の年間最低気温=-4.1℃(その地域の年間最低気温は-気象庁HP~上部の各種データ・資料~過去の気象データ検索~都府県・地方を選択~長野~該当の市町村~右側の年・月ごとの平均値を表示、でその地域の色んなデータが見られます)

この数値を式に当てはめると2,773W=(2.7KW)となり、家中を23℃まで暖めるのに俗に言う6畳~8畳用のエアコンが最適となります。

えっ、家中で8畳用のエアコン1台?と初めての方はまず信じてもらえませんが、計算だけではなく経験上からもこの大きさで充分なのです。

そうすると次に重要になるのがエアコンのCOP、長くなるのでこの話は次回。

長野県-北信・東信で自然エネルギー利用パッシブハウス、W断熱-Q1.0省エネ・低燃費住宅の新築、リフォーム     山本建設株式会社