山本建設株式会社

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2010/10/20

住まい造りの材料

省エネガラス

今日は断熱屋さんが来社され2時間ほど住宅の断熱の話をさせてもらいました。

話のメインは断熱ガラスの話、同じ開口部でもサッシ部分とガラス部分の断熱性能は別々に考えた方が良いでしょう。

現在はサッシ部分よりもガラス部分の断熱性能が上回っているため、極論を言えばサッシ部分が無く、ガラスを直接外壁面に埋め込んだ方が断熱性能は高くなるのですが、施工的や開閉方法に無理があるので仕方なく廻りをサッシにして柱に取り付けているのですが、何とかならないか?とかマニアックな話ばかりです。

一度ガラスの性能を整理してみましょう。一般的な国内のガラスで性能の低い方から

単板ガラス<ペアガラス<トリプルガラス<真空ガラス

大きく分けると4種類(細かくは防犯・防音等もありますが今回は省きます)ですが、ここにLOW-Eと呼ばれる金属膜を貼り付けたもの、ガラスの間にアルゴンガスを入れて温度変化を小さくしたものが加わります。

上の写真のように金属膜も外側に貼って遮熱のタイプと内側に貼って断熱のタイプに分かれますので、組み合わせは多岐にわたります。

今のところの自分なりの選定としては標準的な高断熱仕様の場合はペアガラスにアルゴンガスを入れて西・東面は遮熱LOW-Eガラス、北・南面は断熱LOW-Eガラスがバランスが良い感じがします。

超高断熱、一歩上行く仕様の場合はトリプルガラスにLOW-E・アルゴンガスが良いでしょう。

本音は真空ガラスを使いたいのですが1社しか製造していないため高い!費用対効果が悪すぎます。

が、ここまでしても壁内の断熱材の部分よりガラス部分の方が断熱性能は低いので希にスペーサーの部分を熱が伝わりスペーサーの廻りだけ結露している事は有ります。

真空ガラスですら絶対に結露はしない、とは言えないのが実情です、只、間違いなく結露の頻度と量は比例して少なくなりますので省エネガラスの利点は多いです。

次回は肝心なガラスを入れるサッシの話をしたいと思います。(またマニアックな事を書いてしまった、汗)

長野市・千曲市近郊で自然エネルギー活用外断熱省エネ住宅の新築、リフォーム
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