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2011/05/21

物づくり部 部長

生コンクリート 強度

毎週土曜日にお邪魔する物づくり部 部長です。

先月に少し説明した生コンクリートの仕様ついての続きです。 21-18-25N この数字が生コンクリートの仕様で、前回は18の部分スランプについて書きましたが、今回は『21』の部分についてご説明いたします。

まず、コンクリートとは、セメント・砂利・砂・水をこね合わせて固まらせた一種の人工石と広辞苑にあります。こね合わせの配分量にて強度の値『21』の部分が決まります。

細かい配分量は、生コン屋さんにお任せして強度の内容は、まずテストピースと呼ばれるコンクリートのかたまりを専用の機械に入れて圧縮させ21N/mm2以上の力をかけたら壊れる(ひびがはいる)と『21』 18N/mm2なら『18』ということです。一度に3本行い平均値をとります。テストピースは、直径10センチ高さ20センチほどの円柱形のコンクリートのかたまりで生コンクリートの打設時より約一か月の養生期間(28日間)を得て強度試験を行って強度を見ていますと生コン会社は、言っており試験をしていないとJIS認定工場でも無くなるようです。 (弊社は、JIS認定工場からのみ生コンクリートを扱っております) 少々、話がずれましたがコンクリートの強度は、強すぎても粘りがなくなりますので冬場以外のコンクリート強度は、最高でも『24』あれば一般住宅の基礎コンクリートは大丈夫です(国土交通省の指針より)鉄筋の太さ・かぶり厚さやピッチ等こちらの方が大事です。

冬場は温度補正と言って27~30N/mm2の強度のコンクリート打設を行うのは、寒ければ強度の発生が遅いために、強度の高いコンクリートを打設することによって、28日目の強度が確実に出るようにする為します。

ちなみにN/mm2とは、コンクリート強度の単位。ニュートンパー平方ミリメートルの略で 21N/mm2とは、10cm角の柱で約21トンの重さに耐えられる強さです。

 

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