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2013/05/17

ECO

熱橋

ちょっとマニアックな話、「熱橋」。

建物の室内と室外の温度差を伝えてしまう橋のような役割をしてしまう部分のこと。

一番解りやすいのが写真のような金物、壁の中にどんなに断熱材を詰め込んでもこの金物部分は室外と室内を貫通してしまうので金物部分が熱を伝えてしまう、冬室内をどんなに暖房してもこの金物部分が外気に接しているので結露して濡れているのは良くある現象。

熱の伝わりやすさの基準が熱伝導率、数字が大きいほど外部からの熱を伝えやすい

鉄-84

アルミ-236

材木-0.15~0.25(材種による)

断熱材(グラスウール高性能16K)-0.038

外貼り用断熱材(フェノバボード)-0.019

一見熱を伝えないように感じる材木も断熱材(グラスウール等)から見ると10倍近く熱を伝えてしまうことが解る、アルミサッシ等は言わずもがなである。

それを防ぐには付加断熱が必要になる、柱の外側にもう一層断熱層を作ってしまうので金物類が外気に触れないようになる、金物の1本や2本なら問題にもならないと思うが住宅には外部と貫通する金物が小さな家でも100本、大きな家だと200本を越える本数が設置されている。

快適で省エネの室内空間を作るには熱橋も見過ごせない問題なのです。

長野県-北信・東信で自然エネルギー活用、W断熱-Q1.0省エネ・低燃費住宅の新築、リフォーム
                                                                                    山本建設株式会社

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