山本建設株式会社

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2014/09/11

断熱・気密

日射熱取得

LIXILもトリプルガラスサッシを発表し、ようやく国産高性能サッシも充実してきました。

すると次にこだわりたいのがガラス。

某メーカー営業マンですら

「家中トリプルガラスにすれば、今までより断然高性能な家になりますよ。」

言っていることは間違ってはいない、又そんなに深い意味もないのだろう、しかし全部トリプルにすれば良いってわけではない。

性能だけを上げたいのならできる限り窓は小さくして(トリプルサッシにしても壁の断熱性能よりは遙かに低い)壁部分を多くした方が性能値自体は高くなる。

けどパッシブを理解している人が見ればその性能値の上げかたは大間違い。

一日中無料で降り注ぐ日射熱を使わない理由はない、それには日射熱を確保したいガラスはトリプルにしない方が良い、ペアガラスで充分、もっと言えばLow-eガラスでなくても良いくらい。(その場合は別の断熱確保の検討がある)

そうすると計算上の性能値はオールトリプルよりも下がるが、消費エネルギーは減る、よって光熱費が安くなる。

高断熱な住まいにする目的は計算上の性能値を誇らしげに掲げるのではなく、光熱費をなるべくかけずに家中を快適な空間にすることが本当の目的なのである。

間取りの設計も強度的な構造の設計も当然大切、しかし断熱の設計も同じくらい大切なのです。

長野県-北信・東信で自然エネルギー利用パッシブハウス、W断熱-Q1.0省エネ・低燃費住宅の新築、リフォーム     山本建設株式会社

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