山本建設株式会社

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2010/10/28

ECO

住まい造りの材料

地下熱利用研修会

今日は「地下熱利用促進研修会」3回目です。

本日の内容は「地下熱ヒートポンプシステム概論」を北海道大学大学院の長野教授に「ヒートポンプの種類、構造、原理とその応用」をゼネラルヒートポンプ(株)の柴氏に講義頂きました。

普段北海道にいる長野教授の話は環境が近いせいか参考になります、長野教授の考える建物のローエネルギー化するために計画する順番は

①まず、高断熱・高気密・計画換気-合理的な高断熱性能のレベルは?

②建物のパッシブ化-どのくらいの大きさの窓をどこに配置するか?

③熱のローエネルギー化-自然エネルギー(地中熱・空気熱・太陽熱)や排熱(換気排熱・排水熱)の利用

④電気のローエネルギー化-太陽光発電と暖房給湯の高効率化とどちらが効果的か?

との事でした、普段長野で計画している場合と差異があまり感じません、因みに燃料電池に関しては否定的な意見を持っているようでした、私も個人的には燃料電池はランニングも含めた費用対効果が低いのであまりお薦めはしません。

③の排水熱はフロの排水やキッチンからのお湯を流した場合の排水から熱交換した温度を暖房なり給湯に使用する技術ですが、費用対効果は相当な低さですので排水熱利用は現実味がないと思って良いでしょう。

次回は実際に信州大学工学部で施工中の地中熱ヒートポンプ施工現場を見に行ってきます、実際にはどの位の効率なのか、費用はどの位なのか、今から楽しみです。

長野市・千曲市近郊で自然エネルギー活用外断熱省エネ住宅の新築、リフォーム
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