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2017/03/27

パッシブと断熱

パッシブデザインも知名度が上がってきたように感じます。

・建物の高断熱化

・冬の日射取得

・夏の日射遮蔽

・通風(重力換気)

・etc

知名度が上がるにつれて名ばかりのパッシブデザインもチラホラ見られるようになってくるのは世の常。

よく見るのが、ほどほどの高断熱化にパッシブデザインを足して、さも凄いことをしているかのように謳っているケース。

例えば長野市Ua値基準0.75に対して0.6~0.7程度の高断熱仕様にしてからパッシブ要素を取り入れることにより快適さと低燃費をアピールしているようだ。

経験から言わせてもらうと寒冷地で0.6程度だとパッシブ要素だけでは室内は暖まらない(体験済み、どこで体験したかはここでは言えない)、熱を貯めていく実力が足らないのだ(暖気を貯めるには気密性能も重要だがそれは別日に)、入ってくる熱量と出ていく熱量この差が大きいほど早く暖まる、同じだと温度上昇は起こらない、計算によって算出することも可能。

寒冷地の場合、パッシブデザインによって快適さを感じるためにはUa値0.3以下にする必要があると思っている、そのくらいの性能にしておくと窓から入ってきた熱量が建物内に貯まって快適な温度になるのがよくわかる。

しかし0.3未満の家になると、夏の日射は逆の意味を持つので日射遮蔽もきっちりしておかないと夏に悲劇が起こることは容易に理解できる、パッシブを謳っていて遮蔽が疎かになっている場合は多々見かける。

長野県-北信・東信で自然エネルギー利用パッシブハウス、W断熱-Q1.0省エネ・低燃費住宅の新築、リフォーム     山本建設株式会社

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