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2014/05/09

断熱・気密

ゼロエネハウスの中身

ゼロエネルギーハウスを最近よく目にするようになりました。

最近の技術で可能になった最新鋭の省エネ住宅のように感じる方も多いでしょうが、実は最新鋭でも何でもなく住宅全体の一次エネルギー消費分を太陽光発電でまかなってしまえば簡単にゼロエネルギーハウスの完成です。

しかしここで重要なことは太陽光発電を何KW分乗せればゼロエネルギーハウスになるのか?これが大切。

性能の高くない家もそれをカバーする大量の太陽光発電を乗せてしまえば計算上はゼロエネルギーハウスになってしまう、しかしこれだとゼロエネとは言っても大して省エネにはなっていないおかしな建物になってしまう。

費用対効果もあるので一概には言えないが、個人的には35坪の建物の場合、太陽光発電4.0KW搭載でゼロエネになる程度の建物性能が一番バランスが良いように感じるし、又実際そのレベルの建物を一番多く設計している、Q値で言うと1.0~1.3程度になる。

一般的な省エネ基準の家をゼロエネルギーハウスにするには6KW~7KWの太陽光発電が必要になる、もし4.0KWでゼロエネの家に6KW~7KW搭載すればその差は小さくない、しかもそれが太陽光パネルが発電し続ける限りずーっと続くことになる。(光熱費的には10年後金額が変わる)

そんな観点から見るとゼロエネルギーハウスを見る際は、ゼロエネ=省エネというイメージだけにとらわれず、その建物の一次エネルギー消費量と太陽光パネル搭載量を確認することが重要になることがわかると思います。

長野県-北信・東信で自然エネルギー利用パッシブハウス、W断熱-Q1.0省エネ・低燃費住宅の新築、リフォーム     山本建設株式会社

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