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2010/10/27

住まい造りの材料

サッシの種類

寒くなってきましたね。尚更住まいの断熱性能が気になる季節になりました。

先日の硝子の種類に続いて硝子が入る廻りの枠、サッシの選別です。

断熱性能の低い方から

アルミサッシ<アルミ樹脂複合サッシ<樹脂サッシ<木製サッシ

大きく分けると4種類になります、アルミサッシは最近殆ど見かけなくなりました、一部アルミの質感に拘る設計士さんが偶に使われるくらいです、実際アルミ自体は殆ど断熱性能はありませんので冬場などはサッシが結露でびっしょり濡れています。アルミの2重サッシもありますがアルミ自体を2重にしても余り性能は高くなりません、1重よりはまし位の性能でしょうか。

上はアルミ樹脂複合サッシです、外部は耐候性に優れたアルミ製で内側に断熱性能に優れた樹脂を被せる事によって断熱性能を高めたサッシになります、現在は圧倒的にこのタイプが主流になっています、硝子次第ではⅠ地区(北海道)にも使える性能は持っています。

上が樹脂サッシです、外部も内部も全て樹脂で作られていますので、断熱性能は一番高いサッシです、一時期よりも価格も安くなり、アルミ樹脂複合サッシとの価格差も大分少なくなりましたので、これからの主流になると考えています。昔問題であった外部の耐候性ですが外部の処理により解決しています。

最後は木製サッシですが、木製の場合は注意が必要です、国産品と輸入品がありますが一定の基準(JIS等)が無いために、私の見た限りでは製品によって性能にばらつきがあるように感じます、当然しっかり作ってあって惚れ惚れするようなものもあれば、木で作ってあるので一応木製サッシの部類には入るのでしょうが、これは駄目だろ、と思うものまでピンキリです。それにあくまでも木製ですから何年かに一度は塗装等のメンテナンスは必要になります。

以上がサッシの種類ですが、ここに先日の色んな種類の硝子が入ってきますので合わせた性能で考える必要があります、代表的なK値をみてみましょう。

アルミサッシ+単板硝子-6.51

アルミ樹脂複合サッシ+ペアガラス-3.49

アルミ樹脂複合サッシ+LOW-E・ペアガラス-2.33

樹脂サッシ+LOW-E・ペアガラス-1.7

樹脂サッシ+LOW-E・アルゴン・ペアガラス-1.5

木製サッシ+LOW-E・アルゴン・トリプル硝子-1.3

樹脂サッシ+LOW-E・アルゴン・トリプル硝子-1.23

(K値=室内外温度差が1℃1時間あたりの逃げる熱量-単位W/㎡K)

マニアックすぎるかもしれませんが一応参考にしてみて下さい。

長野市・千曲市近郊で自然エネルギー活用外断熱省エネ住宅の新築、リフォーム
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