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2012/02/27

断熱・気密

真空ガラス

最近、真空ガラスの使用を模索し各所と打ち合わせをしていたが、結論から言うと費用対効果は低い、に行き着いています。

真空ガラスとは一般的なペアガラスがガラスとガラスの間には乾燥空気やアルゴンガス等を封入して断熱性能を高くしているのに対して、その名の通りガラスとガラスの間を真空状態にして断熱性能を高くしようとして作られたペアガラスです。

熱は空気を媒体として移動するので真空状態だと理論的には熱移動が無くなります、しかし実際の真空ガラス、相当性能は高いものの熱移動ゼロとまではいきません。

建物の熱損失部分の50%をしめる開口部、開口部分の性能向上が大きく建物全体の快適性に直結してきますので、今後はトリプルガラス・ダブルLOW-E等ガラスの強化、樹脂・木製等の建具枠の強化が進むと思われ関係各所と打ち合わせを進めてはいたのですが・・・・。

最大の問題は樹脂や木製のサッシに真空ガラスが装着出来ない点、アルミ樹脂複合サッシにしか装着出来ないらしい、いくらガラス部分の性能が上がっても枠がアルミ樹脂では結果±0、その上木製サッシにトリプルガラス装着よりも金額が高いので採用する理由が見あたりません。

結果現在における最高グレードガラスはトリプルダブルLOW-Eガス入りで決まりでしょう、もう少し安くなれば嬉しいのですが。

長野県-北信・東信で自然エネルギー活用、W断熱Q=1.0省エネ住宅の新築、リフォーム
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