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2017/01/23

リビングを中心とした多機能空間

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間取りに対する考え方は時代と共に変わってくるものだと思う。

従来の間取りはリビング8畳、ダイニング6畳、キッチン6畳、子供部屋6畳と各部屋を独立した空間と考えることが一般的で、下手をすると各部屋がすべて建具で区切られいくつもの個室が存在しその部屋へ行く廊下が回廊し、結果無駄は多く大きい割には使いづらい間取りとなるケースが多かった。

しかし当時はこれが当たり前で疑問も持たなかったし、何より大空間の暖房が非現実的でありその時にいる部屋を暖房するのが当たり前、食事時はダイニングを暖房して、テレビを見るときは居間を暖房して全員でテレビを見る、又は居間が食事兼くつろぎの場として存在し、思春期の子供たちはくつろぎを求め各個室に入っていく。

最近は断熱性能の向上も伴って以前の1部屋分の暖房機器で家全体が暖められるようになり、間取りが開放的になり部屋の仕切りがなくなり、間取りの変化と共に生活にも変化がみられるようになる。

リビングの役割が揃ってテレビを見る空間から、仕事・勉強・趣味・遊びなど家族それぞれの時間を過ごす多機能空間へと変わってきた。

リビングを中心としたLDK、や吹き抜けから2階のファミリースペースまで同じ空間の中で行動するようになる、例えば高校生の場合1日のほぼ大半をこの空間で過ごし、スマホやSNS・勉強といったプライベート性の高い行動をとることがリクルートの調査によりわかってきた。

時代の変化・性能の変化故の間取りの変化は、生活にも家族の関わり方にも変化をもたらすものになってきている。

長野県-北信・東信で自然エネルギー利用パッシブハウス、W断熱-Q1.0省エネ・低燃費住宅の新築、リフォーム     山本建設株式会社

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