2020年までにZEH(ゼロエネルギー住宅)50%以上を目指しています。

山本建設株式会社

お電話でのお問い合わせは フリーダイヤル 0120-600-938

新着情報

施工例-稲里の家

施工例に『稲里の家』追加しました。

長期優良認定+ゼロエネ認定のダブル認定を取得しました。

各仕様・性能値は施工例ページをご覧ください。

長野県-北信・東信で自然エネルギー利用パッシブデザイン、W断熱-Q1.0省エネ・低燃費住宅の新築、リフォーム     山本建設株式会社


気密

建物の燃費を決めるのはUa値+パッシブ性能は前述の通り。

しかしシミュレーション通りの数値が出るかどうかの最後のファクターが建物の気密性能。

省エネ基準から気密性能の項目がなくなって(気密性能を出せる施工者が少ない、気密が高いと窒息する、日本の建物は隙間があるものだ等、色んな意見や要素があり盛り込めなくなったらしい)から申請関係で気密数値を問われることは無くなった。

しかし断熱材をどんなに厚くしようとも、高性能の物を使っても建物という箱に隙間だらけだったとしたら想像すればわかるはず。

暖かい空気・冷たい空気は貯めていくもの、暖房して暖かい空気が貯まっていき家中に行き渡って初めて家中が快適な空間となる、そこら中から抜けてしまってはいつまで暖房しても暖まりきることは無い。

そこで一般的には気密が悪く抜けることを念頭に、相当の余裕を持った能力の暖房機を導入して暖房機のパワーで暖めきってしまう方法が多い、それでは低燃費には程遠い。

ではどの程度の気密性能が良いのだろうか、経験から言うと1.0㎠/㎡以下にするのが望ましい、そこを目指すと0.5くらいに収まることが多い。

気密の難しい点として図面上気密関連の項目はほぼ無い、どんなに丁寧な大工さんが図面通りに施工しても気密性能は出ない、気密は性能の利き所を理解して各現場で対応せざるを得ない、量産型のメーカーで対応できないのはこの理由から。

Ua値(断熱材の性能と厚さ+サッシの性能・ガラスの性能)+パッシブデザイン(日射を入れる・入れないのコントロール)+気密性能(小さなエネルギーでも貯めていける)=低燃費な家

各項目を理解すればこの式が成り立つことが納得できるでしょう。

細かい項目はまだあるがそれはまずこの3点を満たしてから。

長野県-北信・東信で自然エネルギー利用パッシブデザイン、W断熱-Q1.0省エネ・低燃費住宅の新築、リフォーム     山本建設株式会社


建物性能Ua値を決める断熱材と窓。

断熱材は前回のブログで触れたので今日は窓。

窓は断熱材よりちょっとややこしい。

Ua値を高めるだけなら、熱損失に不利となる窓はなるべく小さくしてしまえばUa値自体はいくらでも高く出来る。

しかし光熱費はUa値だけで決まる訳ではない、光熱費はUa値+パッシブ性能。

パッシブ性能は日射コントロールと通風に尽きる。

大抵の場合日射取得用の窓(基本は南面)は大きいほうがUa値は多少不利になる、しかしそれを補って余りあるパッシブ性能のおかげで窓を大きくしてUa値は不利になっているのに光熱費は小さくなる。

長野県は日本でもトップクラスの日射が多い地域、尚更パッシブ性能が重要。

その日射と通風の要が窓の選定。

細かく言うとサッシフレーム(外周の枠)の断熱性能とガラス(トリプルガラス又はペアガラス)自体の断熱性能の組み合わせが窓の性能。

その組み合わせだけで光熱費が変わる、しかし大抵の住宅営業や建築士はそんなことは知らない、たまに知っている人もいるがごく少数、そんな営業マンに「どんなサッシとガラスの組み合わせにするの?」と聞くのはやめた方が良い、やっかいな客だと思われるだけだ。

幸いここ一年で国内サッシメーカーから高性能サッシが出そろい、価格もこなれてきたおかげで樹脂サッシトリプルガラスという熱貫流率0.9Wクラスの品物を当たり前のように使えるようになった。

この進化は大きい、窓の結露も大幅に減った、しかしまだゼロではない、条件が重なれば結露は発生する、これが残りの課題だろう。

この結露もなくしたい場合は木製サッシの出番となるがネックは価格、まだまだ高価だ。

最後に結論を言うと最善の窓選びはプランニング次第となる、断熱材は各断熱材の性格を知ったうえで選定すればどのプランでも落とし込めるが窓はその配置・方角・部屋の位置・家の形・屋根の形すべてが選定する要素となる。

なのでプランニングしていて面白いのは窓、パッシブ性能・そして光熱費(家の燃費)はここで決まる。

長野県-北信・東信で自然エネルギー利用パッシブデザイン、W断熱-Q1.0省エネ・低燃費住宅の新築、リフォーム     山本建設株式会社


断熱材

その建物に住み続ける限りずーっと必要な光熱費。

光熱費の中で1/3を占めるのが冷暖房費。(家電・給湯・冷暖房がほぼ1/3ずつ)

冷暖房費を少なくするために大切なのは建物の性能Ua値+パッシブ性能。

蓄熱や遮熱を大袈裟に訴える場面を見たことがあるが、それらはあくまでもUa値を確保してからの話、Ua値が心細いのをひっくり返してしまうほどのものではない、スタートはまずはUa値の確保。

Ua値の中身は壁・天井・基礎(床)の断熱材と窓、その物理的性能、それだけ、計算は面倒だが論理は単純。

今日は断熱材について

壁・天井に入れる断熱材は

繊維系(グラスウール・ロックウール・セルロースファイバ・羊毛等)

発砲プラスチック系(ポリ系・ウレタン系・現場発泡系・フェノール系)

どの断熱材でも良いが、性格が違うので施工方法が違うだけ。

グラスウールは水に弱いので使わない方が良い、といっている人もいるが、それは「グラスウールを適切に施工する技術が無いので使わない」と言っているのと同じ。

確かに30年ほど前、日本の建物に断熱材が入り始めたころグラスウールしかなく、的確な施工方法を知らないまま施工し雨漏れや結露でグラスウールが水浸しになっていた時代がある、グラウスール反対派はその当時と同じ施工能力なのか。

かといってグラスウールが一番優れていると言いたいわけではない。

繊維系が優れているのは費用対効果の安さと防火性能。

発泡系が優れているのは厚みに対する断熱性能と施工性。

繊維系は発泡系のほぼ半値(熱抵抗が同じ2.3R商品の場合、繊維系(グラスウール)1,859円/㎡、発泡系(フェノールフォーム)3,689円/㎡)。

防火性能は繊維系がガラスや石なので絶対に火が付くことは無い、発泡系は基本石油原料なので燃える、延焼遅延材等を混ぜて燃えづらくはしているが火元があれば燃える、先日のロンドンのアパートが実例。

ここで誤解しないでもらいたいのは、繊維系が火事にならないと言っているわけではない、断熱材自体は燃えなくても他に燃えるものがあるので火事になることはある、しかし繊維系は断熱材自体は燃え広がらないので消火の時間や最悪逃げる時間があり、命が助かる確率が高くなるということは事実だろう。

発泡系の強みは薄くても断熱性能を高くできる点。

繊維系の性能が上がってきたとはいえ繊維系(高性能グラスウール16K)の熱伝導率(数値が小さいほうが熱を通さない)は0.038W、発泡系(フェノールフォーム)の熱伝導率は0.019Wと倍の性能がある、繊維系の100㎜断熱材と発泡系の50㎜断熱材が同じ性能なのである、壁の厚みを厚く出来ない場合この差は大きい。

断熱材の良し悪しを訴えて他方を悪者にするのはナンセンス以外何物でもない、繊維系が水に弱いのは事実、発泡系が火に弱いのは事実、各断熱材の性格・性能を理解して施工することが何よりも大切。

結論を言うと断熱材は何を使っても良い、要はその断熱材を使って建物のUa値がどのくらいになるのかがまずはスタート、そこからすべては始まるのです。

長野県-北信・東信で自然エネルギー利用パッシブデザイン、W断熱-Q1.0省エネ・低燃費住宅の新築、リフォーム     山本建設株式会社


除湿器

とある除湿機の裏側。

湿度が不快に感じる季節になりました、エアコンは除湿運転(再熱除湿)の方が消費電力は大きい、ということは段々浸透し始めていると思います、過去にもブログで解説しました。

なので各エアコンメーカーも再熱除湿の除湿運転は採用しなくなっています、主流は弱運転除湿、リモコンの除湿ボタンを押すと弱運転が始まり結果除湿になります、要するに冷房ボタン押して風量を弱にする2手間を除湿ボタンの1手間ですませているだけの事。

冷房と除湿どちらがエコ?という問題は成り立たなくなっております。

では除湿機は?

上の写真はとある単体の除湿機、除湿機は275Wを使って冷媒を冷やし、その温度差で結露水をタンクに集め室内の湿度を下げます、同時に冷媒を冷やす際に出た熱はそのまま室内に排出(エアコンは室外機から室外に排出されます)するので、結果275Wのヒーターで室内を暖房することになります。

室内を暖めることで水蒸気飽和量は大きくなり(沢山の水分を持てること=湿度%は低くなる)、同時に冷媒で結露水を集めるので又湿度は低くなり、結果洗濯物はよく乾く環境になる。

しかしその部屋には居られたものではないだろう、電気消費量の275Wもエアコンの弱運転(100W~150W)より多いし。

そう考えるとメーカーは色んなイメージを付けて除湿機を売っているけど、そんなもの買うよりエアコン動かした方がよっぽどエコだし部屋も快適になる。

メーカーさんには悪いが除湿機が必要な状況が思い当たらない。

長野県-北信・東信で自然エネルギー利用パッシブデザイン、W断熱-Q1.0省エネ・低燃費住宅の新築、リフォーム     山本建設株式会社

 


能代へ

秋田県の能代へ。

ちょっとマニアックな方なら、能代=西方先生、ということがわかる人もいることでしょう。

新住協東北支部が西方先生の自邸を見学しに行く、オブザーバー参加できるよ、ということで二つ返事で参加。

西方先生は新住協の重鎮でありパッシブ設計東の雄、床下エアコンの生みの親でもあります。

西方設計

自邸なのでやりたい放題、効果のはっきりしていない実験的なことも多々施工してあり、西方流ここに極まれり、もうおなか一杯って感じの内容。

鎌田先生も初見だったよう、外部塗装のウッドロングエコも初見だったようで「この塗装は内容物の何がどのように反応してメンテナンスフリーとなるの」「スーパーパッシブガラス使いづらい」等相変わらずの鎌田節炸裂も聞けて有意義なお出かけ、やはり建築は面白い。

会社として棟数を追ってしまうとどうしても建築としての面白さはなくなってしまう、棟数は少なくても面白いと感じる建物を作っていったほうが性に合うし何より楽しい、と再認識。

そんなこんなで先週は東京・秋田と出張続き、結果ブログ更新が無いと安否を気遣われるので更新していきますよ、今後ともよろしく。

長野県-北信・東信で自然エネルギー利用パッシブデザイン、W断熱-Q1.0省エネ・低燃費住宅の新築、リフォーム     山本建設株式会社