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エネパスコラム第17回

今年4月から、新築戸建て住宅も「長野県建築物環境エネルギー性能検討制度」の義務対象になった。前回、この制度の指定評価ツールのひとつであるエネルギーパスを活用すれば、一般の人でも住宅価格と燃費性能とのバランスを見ながら住まいづくりが進められることを紹介した。今回は、そのエネルギーパスの評価を活用した「日射遮蔽」と「日射取得」の計画について説明したい。

一般社団法人日本エネルギーパス協会理事の晝場貴之氏によると、住まいの快適性能や省エネ性能を高めるためのアプローチとして、「パッシブデザイン」と「アクティブデザイン」という2つの考え方があるという。「パッシブデザイン」とは、太陽光や風など、自然の力を最大限に利用して快適性を確保する手法だ。設備による手法である「アクティブデザイン」よりも「パッシブデザイン」のアプローチを優先すべきなのは以前説明した通りだ。そしてその重要な要素に、太陽の日射熱の利用がある。つまり日射によるエネルギーを上手にコントロールすることが、冬暖かく、夏涼しい住まい作りへのカギになるという。

夏と冬の太陽高度差_第17回図2

長野等の寒い地域では、特に冬に積極的に日射を取り込むことが暖房費削減にも有効であり、南面の窓は、冬に積極的に日射取得するように計画することが重要だ。

一方で夏の日射遮蔽に関しては、基本的には窓ガラスよりもその外側で行うようにしたい。よしずやシェードなどで遮蔽することも有効だが、新築ならば夏と冬の太陽高度差を利用した、庇や軒の出を計画的に設けるべきだ。最近は、デザインやコスト優先で庇のない家が多いが、日射遮蔽を考えないと夏がとても暑い家になる。また、カーテンなど、家の内側での日射遮蔽は、太陽の熱が内部に入るために、外側での遮蔽に比べると効果は大幅に少ないことも知っておきたい。

そして、日射取得・遮蔽を適切にコントロールした住宅計画かどうかを把握するのにエネルギーパスが有効だ。エネルギーパスでは、下図のように月ごとの日射取得熱量も評価される。左側は、夏に取得が多く、冬に少ない家の場合だ。右側は、逆に夏にきちんと日射を遮蔽して取得が少なく、冬に取得が多い家だ。もちろん、右側のように「V字型」になる方が快適な家になる。住宅の計画時には、エネルギーパスのこの図をチェックしながら、日射をきちんとコントロールした家づくりを進めてほしい。

エネルギーパスによる日射取得熱量_第17回図1

次回は、断熱性能の優れた家は体感温度もアップすることについて説明したい。

長野県-北信・東信で自然エネルギー利用パッシブハウス、W断熱-Q1.0省エネ・低燃費住宅の新築、リフォーム     山本建設株式会社


省エネ項目-躯体の高断熱化

躯体の高断熱化、一項目下に窓の高断熱化があるので窓とは分けて考えてみましょう。

具体的に躯体とはどこか、天井か屋根・壁・基礎か床、躯体は大きく分けて3カ所。

各部分にどんな性能の断熱材をどのくらい厚く入れるかで躯体の断熱性能は変わってくる。

そこに入れた断熱材を物理的に計算して躯体の断熱性能を数値化させる、数値化させないとキャッチフレーズがとにかく曖昧で解りづらい表現になる、冬暖かく夏涼しい→何と比べて?とか、家中何処も快適温度→どのくらいの光熱費を使って?、エアコン一台で家中快適→どの大きさのエアコンを使って?など。

そう考えると最近悩みどころが一点、断熱性能を数値化するのに昔から使われているQ値表示が良いか、最近各種申請で使われているUa値表示が良いか。

基本的な計算は同じなので同じような数値に行き着くのだが、最大の違いは換気方式を表示に含めるか含めないか、Q値は含めてUa値は含めないで計算する、Q値は換気効率まで含めた生活上の建物数値に近くなり、Ua値は機械的な物は除き建物本体としての断熱性能を知るのに適している。

そう考えると当面Q値・Ua値両方表記するのが良いのではないかと思う、弊社施工例には最近両方を表記している。

省エネルギーな建物を作るには、第一歩目がこの躯体の高断熱化、今まで説明してきた機械的な物に頼る前にまず建物自体を高断熱化する、高断熱化自体は機械のように故障することもなく存在し続ける限り熱の移動を遅くしてくれる、まずそこを満たしてから各機械関係を高効率な省エネルギー製品にすればお互いがWIN・WINに機能し続けてくれる。

躯体はダメでも機器類で補う、躯体は高性能だが設置機器が省エネではない、では片手落ちであろう、両方大切なのだが後から手を加えるのが大変な躯体の高断熱化がまず先なのはお解りいただけるだろうか。

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省エネ項目-通風配慮設計

通風配慮設計、この項目もパッシブデザインのひとつ、自然に吹いている風を室内に取り入れて快適に暮らすためのもの、風の入る窓と出る窓を想定して設計すること。

主に中間期や、夏でも長野の場合夜風が気持ちいい日もある、そんな時は窓を開けて積極的に風を取り入れた方が省エネだし何より気持ちが良い。

しかし猛暑日などは風があってもそんな風が入ってきたところで暑いだけ、さっさと窓を閉めてエアコンをつけてしまった方が良いだろう。

弊社オーナー邸は暑くなるような日は、朝5時~朝7時の電気料金が安い時間に建物を冷やしておき、そのまま窓を開けないことをお薦めしている。

又、一応その地域の卓越風を知っておくことも必要になる、その地域の一番多い風向きがデーターとして見られる。

長野県のデータ→http://www.jjj-design.org/technical/_pdf/20nagano.pdf

他の建物、山・川等自然の地形等によってこの通りにならないことも多いが一応、理解はしておきましょう。

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エネパスコラム第16回

今年4月から、新築戸建て住宅も「長野県建築物環境エネルギー性能検討制度」の義務対象になった。
前回、この制度を活用して、住宅価格と燃費性能とのバランスを見ながら家づくりを進めることの大切さ、そして「長野県建築物環境エネルギー性能検討制度」の指定評価ツールの中で、年間の冷暖房に掛かる費用が算出できるツールの使用が望ましいことを説明した。
そこで、今回は、冷暖房の光熱費を算出できる評価ツールである“エネルギーパス”について説明したい。

エネルギーパスは、ドイツ生まれの住宅・建築物の省エネルギー性能の評価指標だ。
EUでは、2003年施行の「建築物のエネルギー性能に係る欧州指令(通称:EPBD)」により、全加盟国が家の「燃費性能」の算出や提示を義務付けている。具体的には、EPBDの第7条でエネルギー性能評価書について定めており、住宅・建築物の建設、売買、賃貸借などの取引時にエネルギー性能評価書の取得・提示を義務付けているのだ。

EPBDの制度内容に詳しい野村総合研究所の水石仁氏によると、この評価書は、国が認定した専門家により作成され、戸建住宅では大体5万円程度の評価費用を所有者が負担するのだという。しかしエネルギー性能評価書の提示義務付けにより、エネルギー性能のより高い建築物が評価され、資産価値が向上する傾向にある。そのため、エネルギー性能評価書をきっかけとして住宅のエネルギー性能の向上につなげられれば、所有者にとってメリットがあるのだという。

エネルギー性能評価書の制度は、EU加盟国ごとにそれぞれ定めることになっており、ドイツなどの国では、“エネルギーパス”が活用されている。このドイツのエネルギーパスを日本の気候や生活習慣に合わせた制度に改定して、我が国で普及促進を図っているのが、一般社団法人日本エネルギーパス協会だ。

このエネルギーパスは、「長野県建築物環境エネルギー性能検討制度」においても指定評価ツールのひとつになっている。

一般社団法人日本エネルギーパス協会理事の晝場貴之氏によると、エネルギーパスは他の主な指定評価ツールと比較すると、大雑把にいうと次の2点が優れているという。
①住宅の断熱・気密性能、つまり住宅の躯体性能自体をきちんと評価することができる。
②冷暖房に掛かる費用のシミュレーションを月単位で出すことができる。(図1参照)

特に、①に関しては、他の指標では設備も含めた総合的な評価のため、例えば太陽光パネルを設置すると躯体の断熱・気密性能が低くてもトータルの環境エネルギー性能が良くなってしまい躯体性能が分かりにくいことがある。他の指標を用いる際には注意が必要だ。
エネパス光熱費シミュレーション_第16回図1
つまりエネルギーパスは、住宅価格と燃費性能とのバランスを見ながら住まいの断熱・気密等の躯体の仕様を決めるためには、一般消費者にはとても分かりやすい評価ツールなのだ。

住宅事業者向けに、長野県の制度対応のための環境エネルギー性能評価指標取得講習会が2年間にわたって開催されたが、講習会主催者の長野県建築士会によると、エネルギーパスの受講者が最も多かったという。そのためエネルギーパスに対応している県内の工務店・ハウスメーカーもかなり多くなっている模様だ。家づくりの際にはぜひエネルギーパスの活用について、相談してみていただきたい。

さらに八十二銀行は、エネルギーパスの評価が一定ランク以上であることを、金利割引条件の一つとしている。ただしエネルギーパスの自己評価ではなく、図2のような第三者認証書取得が前提だ。詳しくは、八十二銀行にご相談してみてはいかがだろうか?
エネパス第3者認証書_第16回図2

次回は、断熱と併せて考えたい日射遮蔽と日射取得について、エネルギーパスの評価を用いた検討方法について説明したい。

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省エネ項目-遮熱塗料

遮熱塗料、主に鉄板の上に塗ると表面温度が塗っていない表面よりも15℃~20℃(メーカー発表値)低くなる優れもの。

優れた塗料ではあるが実はその塗料より効果があるのが、色。

鉄板の日射吸収率を見てみると、黒を1とした場合白は0.4程度、遮熱塗料を塗るより効果は大きい、黒でも遮熱塗料を塗ってあるので大丈夫、という方もいるが、白も同じように塗ってあるのでその差は変わらない。

外壁や屋根の場合、当然その下には断熱材があるのでその温度が直接室内に入ってくるわけではないが、夏、一日中太陽が当たる屋根、強烈な西日を受ける外壁、どんなに断熱材を入れても日射の影響はゼロではない、最悪の場合日中に断熱材自体が暖められてしまい、陽が落ちても暖かい断熱材が室内を暖めてしまう、エアコンが中々効かないなんてことに繋がるので、外壁・屋根の色は重要なのである。

そうすると冬は黒の方が有利に働くのでは、と思うが冬のエネルギーの小さな日射で室内に影響を与えるような断熱材仕様にしたのでは逃げる熱の方がおおきくなるし、夏は室内が蒸し風呂で想像もしたくない。

最近黒い鉄板の家もよく見るがそんな心配が先立ってしまう、どうしても黒を使う場合は鉄板でなく木質系、例えば焼き杉などが最適ではないかと思う。

日射遮蔽はパッシブの根幹なので1年中快適な空間を作り出すにはこだわりたい部分ではある。

長野県-北信・東信で自然エネルギー利用パッシブハウス、W断熱-Q1.0省エネ・低燃費住宅の新築、リフォーム     山本建設株式会社


省エネ項目-自然素材

自然素材と省エネが直接結びつくのか、疑問に思う方もいるかもしれない。

自然系材料は素材に石油系の材料が使われていないことが主な理由、床や建具、枠材等の木目シート・壁天井のビニールクロス、合板フローリングの接着剤これは全て石油製品、一次エネルギーを消費していることになる。

もっと言うと自然素材でも国産材ならさらにエコ、燃料を使って海外から持ってこなくてすむ。

さらにもっと言うと国産材でも乾燥させるのに工場で強制乾燥ではなく、自然乾燥の方がさらにエコ、しかし値段はエコなほど高い傾向にある。

省エネ項目として自然素材を使うことも理にはかなっているが、普段自然素材使用にこだわっているのはその見た目や質感・肌触り・温もりによるところが大きい、技術が進み一見見た感じ自然素材に見える木目シートも出てきてはいるが、質感・肌触り・温もりはまだまだ遠く及ばない、今後も自然素材にこだわる事は変わらないであろう。

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